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86―エイティシックス―Ep.13 ─ディア・ハンター─

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Overview
一部隊の離反――小石の一投に過ぎなかった事件は、連邦という国家そのものに波紋を広げていく。極めつけは、共和国が生み出した"最悪の発明"。憶測と疑心が絡みあうなかで、誰かがぽつりとこう言った。連邦政府は〈レギオン〉を絶滅させる兵器を秘匿している。誰かが言った。共和国の連中は〈レギオン〉どもと内通している。誰かが言った。俺たちが助けてやった、〈エイティシックス〉どもは……誰かが、ダレかが。ああ、『俺たち』以外の誰かのせいで――! 噴き出した悪意と不信は、歯止めが利かず、いともたやすく人々に伝播していく。

〈レギオン〉の猛攻に各戦線の兵士たちが磨耗するなか、一部の共和国避難民を扇動する〈新生・洗濯洗剤〉は、混乱に乗じて連邦からの「独立」を宣言し、武装蜂起を誘発させる。西部戦線に帰還し、前線の撤退支援に従事していたシンたち機動打撃群も、共和国避難民への対処に当たることになる。しかし、共和国の愚行がゆえに、彼らの女王陛下はいまだ後方に留め置かれたままで――

時を同じくして、ユートはチトリたち〈仔鹿〉をともない、共和国領にある彼女たちの故郷を目指す旅を続けていた。旅のなかで育まれる友情、そして愛情。境遇を同じくして、しかしともに歩めなかった彼女たちとの、最初で最後の旅路……一方、ユートからの『伝言』を受け取ったダスティンは、過去と現在の狭間で苦悩する。

青銀の髪を持つ彼女は、白銀の瞳を持つ彼に言った。
――ずるくいてね。
淡紫の瞳を持つ彼女は、淡金の髪を持つ彼に言った。
――きっとあなたは私を忘れないね。

"おそらく人々は知らない。相反するはずの愛と呪いが、じつはよく似た形をしていることを"
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Book details & editions

ISBN 4049150719
Publisher 電撃文庫
Publication date January 2024
Language Japanese
Pages 344 pages
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Asato Asato

Asato Asato

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Known for writing in a clear, engaging, and easy-to-follow style. The work feels natural and flows smoothly, making it enjoyable from beginning to end.

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